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2007-11-06 Tue 12:40
ある晩、私とメーオがぐっすり眠っているとき、メーオの携帯が突然鳴った。
メーオは、その電話にすごく不機嫌に対応していたのだが、突然、ベットから飛び起き、話を真面目に聞きだした。 そして、電話を切った後、ちょっとおびえた感じで、私に抱きついてきた。 私は、「何があったの?」とメーオに尋ねた。 すると、メーオは、「Dちゃんが、暴行を受けて、大怪我をしたみたいなの・・・」と答えた。 私は、「どうしてそんなことになったの?」とメーオに尋ねた。 メーオは、「どうも、ママさんがやったみたい・・・」と言った。 私は、「ママさんの?」と、ちょっと話が飲み込めないでいると、またメーオの携帯が鳴った。 今度は、メーオもその電話に真面目に対応していた。 そして、電話を切るや否や、「カス、ここから逃げよう!」と言ってきた。 私は、「明日の朝一で、会社が契約しているマンスリーマンションに二人で移動しよう。」とメーオ言った。 しかしメーオは、「今すぐ逃げたいの!」と、パニックに近い状態に陥ったため、とにかく必要なものだけかき集め、車で黄金町のマンションから、二人して出て行った。 そして車の中で、何が起こっているのかをメーオから聞いた・・・ Dちゃんと言うのは、メーオの知り合いである。 あまり親しくは無いが、面識はあるようだった。 そしてそのDちゃんは、Xちゃんとはとても親しかった。 その関係上、Xちゃんの彼、いわゆるメーオの前のママさんの弟のこともよく知っていた。 恐らく、Xちゃん事件の事も、それなりに知っていたのだろう。 そこでメーオの前のママさんは、警察へ、自分の弟の情報がいかないように、どうやら、Dちゃんを痛めつけたようだった。 ひょっとしたら、痛めつけるだけではなく、本当に殺そうとしたのかもしれない・・・ 今後、メーオの前のママさんがどのように動くのかわからないが、メーオとしては、「どんな小さな危険からも逃れたい。」という、防衛本能のようなものが働いたようだった。 私は、とにかく黄金町を離れ、東京にある、会社が契約しているマンスリーマンションに潜り込んだ。 そしてメーオに、「たとへ友達でも、どこにいるのか話してはいけない。」「私以外の電話に出てはいけない。」という事を約束させた。 警察の件がひと段落ついたと思ったら、メーオの前のママさんという新しい問題が発覚し、私たちは肉体的にも、精神的にも、ひどく疲れ切っていった・・・ |
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