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売春・人身売買・麻薬・殺人・・・メーオと過ごした1年10ヶ月
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願かけ
2007-09-21 Fri 10:03
メーオが営業を再開する前に、私達は川崎大師に行ってきた。
信仰心の深いタイ人は、必ずこういった節目に、お寺にお参りをする。
いつもは、中華街の関帝廟にお参りに行くのだが、この日は時間もあったし、いろんなお守りも買ってあげたかったので、二人して川崎大師まで足を運んだ・・・

川崎大師に行くのは、今年の初詣以来である。
人もまばらな境内を見て、メーオをかなり驚いていた。
まあ、お正月の混雑時を知っている、信仰深いタイ人にしてみれば、普通の日には、参拝客がほとんどいないという事に、ちょっと日本人の性格に対して、疑問をもったようだった(笑

私が、「日本では、宗教を信じるという事は、ある意味、Crazy と取られるんだよ。」と、ちょっと私情がこもった極端な説明をすると、これまたメーオは驚いたようで、「日本人はあまり良くないね~」と、色々と考え込んでいる様子だった。
私は、「まあ、いろんな考え方が国別であるという事だよ。」と、その話を軽く流そうとしたが、メーオは、「カスも神様を信じないの?」と聞いてきた。
私は、「基本的にはね。」「もし神様がいるなら、メーオとこんな出会い方をしてないからね。」と、少々、メーオの質問にイラつきながら答えた。
するとメーオは、「神様がいるから、私達は出会えたんじゃない?」「日本人とタイ人の私たちが出会うなんて、そうそうないことだと思うけどね。」と、満面の笑みを浮かべながら答えた・・・

これも国民性の違いなのだろうか?
何事も否定的に考えがちな日本人。
そして、何事も肯定的に考えがちなタイ人。
どちらがいいとは一概に言えないが、この時ばかりは、メーオの方が正しい事を言っていると思った。
このメーオの言葉に、私は、救われたような気がした・・・

その後、私とメーオは、本堂でのお祈りを済ませ、川崎大師を後にし、メーオが働くために必要な備品である、マウスウォッシュ・ウエットティシュ・ティシュ・KYジェル・業務用コンドームを大量に購入し、一度、私達のマンションに戻り、メーオの仕事用の洋服・化粧道具等と一緒に、メーオのお店に全て運び込んだ。
そして、すべての準備が整った後、お店に鍵をかけ、二人して黄金町のメインストリートに出ると、昼間だと言うのに、女性を物色しようとうろついている男性の視線が突き刺さった。
私は、「メーオは、明日から、この男たちを相手にしなければいけないのか・・・」と、いつものごとく、暗い気持ちに沈んでいた・・・
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