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2007-09-22 Sat 08:03
とうとうこの日がやってきた。
働き者のタイ人女性のメーオにとっては、一日千秋の思いで待ちわびた日。 私にとっては、できることなら回避したかった日である・・・ メーオは、今まで昼までダラダラしていた生活をしていたのだが、この日は、朝の7:30の目覚ましが鳴ると飛び起きた。 そしてテキパキと身支度を済ませ、昨日、川崎大師で購入し、部屋に飾ってある、 「身代守」 「厄除御守」 「開運御守」 のお守りに、熱心にお祈りを捧げていた・・・ 本当は、「商売繁盛」のお守りを、メーオは購入したかったようだが、「商売繁盛」のお守りは、川崎大師には売っていなかった。 私は、「冬になったら、横浜橋で酉の市があるから、そこで商売繁盛のクマデを買おうね。」とメーオに言ったのだが、さすがに先のことすぎて、メーオには不満のようだった。 そこでメーオは、当面の間は、「商売繁盛」に関しては、タイ人が愛してやまない、ラーマ 5世様を、神様とするようにしたようだった(笑 まあ、タイ人にとっては、神様と同じぐらい崇められている方なので、何らかのご利益はあるのだろう・・・ そして、メーオは、一通りお祈りをした後、「カス、夜の7時には帰ってくるね!」と言い残し、仕事に行ってしまった。 ちょっと歩けば、会いに行けるぐらいの所で働いているのだが、私は、実際の距離以上に、メーオとの距離を感じていた。 そして、何も考えない為に、もう一度布団に潜り込んだ・・・ すると、突然ドアが空き、メーオが部屋に駆け上がって来た。 メーオは、「カス、忘れもの!」と言い、私にかなりハードなキスをしてきた。 そして、 「カス、心配しないでね。」 「これは仕事だからね。」 「私の心は、カスだけのものだから・・・」 といい、もう一度私に軽いキスをして、あわてて出かけて行った・・・ その後私は、「私の心は、カスだけのものだから・・・」というメーオの言葉を、頭の中で、何回も何回も反復しながら、一人ぼっちになった部屋で、だらしない笑顔を浮かべていた・・・ |
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