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売春・人身売買・麻薬・殺人・・・メーオと過ごした1年10ヶ月
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愛人契約 Vol.15
2007-09-09 Sun 12:45
私は、ゴミ収集車の機械音で目を覚ました。
しかしメーオは、まだ車の中ですやすやと寝ていた。
そのメーオを起こすのは、とても可哀そうだと思えたが、そろそろ部屋に戻ろうと思い、メーオを揺り動かした。
するとメーオは、その名の通り、子猫のような伸びをして、あたりを見渡してこう言った。
「カスの住んでいるところは、住宅街なのね。」
「黄金町のようにゴミゴミしてしてなくていいところね。」
私は、「メーオがその気なら、ずーっとここに住んでもいいんだよ?」言うと、メーオは、「お金が貯まったらね!」と答えた。
遠まわしに、「仕事を辞めて、私と一緒にならないか?」と尋ねたつもりだったのだが、見事にメーオにはぐらかされた(笑

それから二人部屋に戻り、シャワーを浴び、冷蔵庫の中の残り物で作った簡単な朝ごはんを食べた。
私は会社に、「今日は休みます。」と連絡を入れた。
さすがに、このあたりの事を全く分からないメーオを一人残して、会社に行くことなどできなかった。
メーオは、顔の腫れはちょっと酷くなったものの、幸いにも、気分も悪くなってないし、血尿も出てなかった。
体の内部の異常という、最悪の状態は回避しているようだった・・・

そして、朝ごはんを食べた後、今日の予定をいろいろと考えていたのだが、「メーオは、外には出たくない。」とのことだった。
正確には、「昼間、外には出たくない。」ということだった。
確かに、女性として、こんな顔の状態を、人には見られたくは無いだろう・・・
それに、丸々、1日休みをもらえたのは久しぶりということで、メーオは思いっきり、時間を無駄に使いたいらしく、ベットの中に潜り込んだ。
私は、PCをインターネットにつなぎ、会社のメールを確認していた。
メーオは蒲団から顔を出し、私に色々と話しかけていたが、ものの30分もしないうちに、スースーと寝息を立て始めた・・・

メーオが眠っている間、私は近くの商店街に買い出しに行った。
今日の食糧はもちろんの事、会社もそうそう休めないので、私が会社に行っている間、メーオが食べ物に困らないように、冷蔵庫がいっぱいになるぐらい食料を買い込んだ。
そして、英字新聞と雑誌、それと「メーオが見たい!」と言っていた、いくつかのビデオも一緒に借りてきた。
これで、「2・3 日は、メーオも退屈しないで済むだろう。」と考えた・・・

マンションに戻ると、メーオはまだ寝ていた。
その寝顔を見ながら、私は、「オーバステイの外国人風俗嬢と再婚か・・・」と、ひとりごち、メーオとの結婚を想像してみた。
しかし、今まで生きてきた中で、一度も思い描いたことの無い選択肢に、私は苦笑するしかなかった・・・
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この記事のコメント
良かった!
身体に怪我していると疲れるといいますよね!

優しい時間が流れてるような感じでメーオは安らげたんじゃないかな?
2007-09-09 Sun 21:37 | URL | リオ #-[ 内容変更]
リオさんへ
怪我の回復の為に、体が休養をほしがったのでしょう。
この時期のメーオは、体力的にも、精神的にも参っていた部分があったので、何もしなくていい時間に、リラックスしちゃったんでしょうね。
2007-09-10 Mon 10:30 | URL | Koganeangel #-[ 内容変更]
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