-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
2007-09-08 Sat 11:51
私はメーオを、ママさんが教えてくれた、非合法の外国人でも見てくれる病院に連れて行った。
幸いな事に、骨や内臓には損傷は無く、脳波等も乱れはなかった。 ただし、「血尿が出たり、気分が悪くなったら、直ぐにきちんとした病院に連れて行くこと。」と言われた・・・ 私は、「なんでこんなになるまで黙ってたの?」とメーオに尋ねると、「カスに迷惑はかけられないから。」と微笑みながら答えてくれた。 殴られて腫れ上がった顔で、無理して笑顔を作るメーオが、本当に痛々しかった。 私が、「あんまり自分一人で、何でも処理しようとしないでくれ・・・」と言うと、メーオは「ありがとう。」と言い軽く私の頬にキスをしてくれた。 私はとても切ない気持になり、メーオを力いっぱい抱きしめた。 私のあまりの力の入れように、メーオがカエルが潰れたかのような声を出したので、その場で二人、大笑いしてしまった。 笑った事で、メーオもかなりリラックスできたようで、「じゃあ、カスのオンボロマンションに行こうよ!」と冗談を言える状態にまでなってきた。 しかし、その気分を害すかのように、携帯が鳴り始めた。 携帯をかけてきたのはあの男だった・・・ 私は、その携帯に出ようとしたのだが、メーオがそれを制した。 そしてメーオは、携帯に出るや否や、自分が知っている限りの日本語で、その男に悪態を付き、「モウアワナイ!」と言い、携帯に対してアッカンベーをしながら電話を切った。 その男は、その日はさすがに、それ以上電話をかけてくることは無かった。 おそらく、ママさんからその男に対して連絡が行き、何らかの話し合いがなされたのだろう。 どのような事が話し合われたかは、その時点ではわからなかった。 ママさんに電話すれば、その内容を聞くことはできたのだろうが、その時は、そうしなかった。 とにかく、私もメーオも、嫌な事は早く忘れたかった・・・ 伊勢佐木町から私のマンションに行く車中で、メーオは安心したのか、すやすや眠り始めた。 私は、なるべくメーオを起こさないように安全運転で、私のマンションへ急いだ。 私のマンションの駐車場についても、メーオはまだ眠り続けていた。 私は、幸せそうな顔で眠るメーオを起こすのを忍びなく思い、メーオの顔をずっと見ていた。 「この寝顔をしばらくは独り占めできるんだ。」と思うと、とてもうれしく思えた。 そしてその寝顔を見ながら、私も車中で寝てしまった・・・ 私とメーオの同棲初日は、車の中という始まり方だった・・・ |
あの男に会わないで欲しい
そんな暴力的なやつ許せません!美しく優しいメーオに暴力なんて…
メーオにとってkoganeangelサンが唯一心許せる男性だったのではないでしょうか?
2007-09-09 Sun 03:00 | URL | リオ #-[ 内容変更] リオさんへ
あの男も、もう少しメーオの事を理解しようとすれば、私と立場が逆転していたのかもしれません。
よほど、メーオの事を気に入って、コントロールできなくなっちゃんたんでしょうね。 もちろん同情はしてませんが。
2007-09-09 Sun 12:44 | URL | Koganeangel #-[ 内容変更] |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 黄金町の天使 |
|