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2007-08-07 Tue 12:15
ある日、私は、仕事が終わったメーオと、焼肉を食べに行く約束をした。
約束のお店でメーオを待っていると、メーオは、2人の友達を連れてきた。 彼女達はタイ人だったが、2人とも、初めて見る女性たちだった。 ただ、雰囲気からして、黄金町で働いている女性たちに間違いはなかった。 私は、メーオが連れてきたお友達なので、粗相のないように、メーオの友達に、色々と気をつかった。 しかし、この、「お客様に気を使う」という日本人では常識的な行動が、メーオの逆鱗に触れてしまう事になる・・・ 食事も後半にさしかかったころ、私はメーオのちょっとした変化に気づいた。 メーオは、最初こそ、私に微笑みかけてきたり、私の顔色を窺うように、私をチラチラ見たりしていたのが、最後のほうになると、全くそんなことをしなくなった。 しかも、私が話しかけても、返事さえもしなくなってしまった。 さすがに私も、メーオの感じがおかしいと思い、その後、あまりメーオに話しかけなくなってしまった・・・ そして食事も終わり、みんな帰ろうとした時、突然メーオが、「じゃあディスコに行こう!」と言いだした。 私は、明日、朝早くからミーティングがあったので、その誘いを断ろうとしたところ、「私の誘いは断るんだ?」という、ちょっと挑発的な言葉をメーオが投げかけてきた。 私は、その言葉に、ただならぬ雰囲気を感じ、渋々ディスコまでついて行った・・・ そしてディスコにつくと、メーオは私のことなど無視して、一人で踊り始めてしまった。 私は、メーオの友達に断りを入れ、メーオが踊っているところに行き、後ろから腰に手お回し、一緒に踊り始めた。 するとメーオは、私に向き直り、「私の事はいいから、友達の相手して。」と言ってきた。 私は、この言葉を、「お友達をもてなして。」という、とても日本的な意味に解釈していた。 しかし、メーオは、そんな意味で、この言葉を言ったのではなかった。 そんなこととはつゆ知らず、私はメーオの言葉を真に受け、メーオの友達二人と一緒に踊るという、大バカなことをしてしまった。 そして、そんな状態のまま、私は帰らなきゃいけない時間になってしまった・・・ 私は、メーオの所に行き、「今から帰るね!」と伝えると、メーオはその言葉を完全に無視していた。 メーオの態度が完全におかしいのは明らかだったので、私はメーオを外に連れ出し、「なぜ怒っているのか?」、とメーオに尋ねた。 するとメーオは、「別に怒っていない。」の一点張りで、話にならなかった。 私は、明日になれば、メーオも元に戻るだろうと思い、「明日電話するよ。」と言い、その場は帰ってしまった。 メーオの態度に、悶々としながら、私は帰路についた。 ただ、明日になれば全ては元に戻っていると考えていた。 しかし、それは非常に甘い考えだった・・・ |
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