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2007-07-25 Wed 02:56
ママさんが怒って以来、私とメーオはあまり長い時間、一緒にいることが出来なくなってしまった。
そして、夜の門限の為に、2人でデートする時間もあまりなくなってしまった。 もちろん、お客としてお店に行くことは出来るのだが、あまり長居すると、他のタイ人の女の子が、ママさんに告げ口する仕組みになっているようだった。 私は、「なぜ、そこまでママさんに絶対服従しなければならないのか?」不思議だったので、そのことをメーオに聞いた。 そして初めて管理売春の仕組みを知った・・・ タイ人が日本に来るためにはビザを取得しなければならない。 しかし、このビザをなかなか日本大使館は出してくれない、そこでタイ女性は、タイのある闇エージェントを通して、ビザを取得してもらい、日本への渡航チケットを買うことになる。 これらのチケットや、いろんな手数料を含めて、日本円で250万円だそうだ。 しかし、このお金を彼女達が払えるわけも無いので、彼女達はお金を借りることになる。 そのお金を借りているのがママさんなのである。 なので、彼女達は、ママさんに絶対服従をしなければならないのだ・・・ しかし彼女達がママさんに返すお金は、250万円ではなく500万円。 なんと、250万円もの利子を払わないといけないのだ。 中には、これらの借金を直ぐに完済する女の子もいるようだが、ほとんどは1年ぐらいは、借金を返すためだけに、一日何人もの男性の相手をしなければならない。 しかも借金を持っている間は、ママさんにパスポートを取り上げられ、厳しい管理化の下、病気だろうが、生理の日だろうが働かされる。 ただし、ママさんによっては、生理休暇をくれたり、生理初日は休ませてくれたりしていたようが、メーオのママさんは、生理休暇を与えないタイプだった・・・ また、借金には、1ヶ月に返すノルマが決まっていて、そのノルマが払えない場合は、ペナルティーとして、10万ずつ借金が増えていく仕組みになっていた。 そしてもう一つ、彼女達のお店のレンタル料は、別に大家に払わなければならず、時間帯や場所によっても変わるらしいが、1日、1~3万円を支払わなければならなかった・・・ さらにもう一つ、彼女達の仕事は、かなり危険な目に合うことも多い、その為、黄金町のヤクザが彼女達を守ってくれている代わりに、セキュリティー費もはらっていた。 正確な金額は分からないのだが、2週間単位ぐらいで、ヤクザの下っ端がそれぞれのお店に集金に来て、14万ぐらい持っていっていたと思う。 しかし、メーオは、「ヤクザは、お金を集金に来るだけで、いざとなったら何もしてくれない。」と、よく愚痴っていた。 タイでは「ヤクザ」といえば、悪い事は何でもござれの、恐ろしいジャパニーズマフィアだと認識されていたのに、黄金町ヤクザのあまりのチンケさに、メーオは落胆したようだった・・・ これらの必要経費を払い、ママさんに借金を払い続けるということは、黄金町で働いていた女性たちが、「一日に何人の男性を相手にしなければいけないか?」ということを、想像するのは難しくはないだろう・・・ 彼女達が利益を得る為には、ママさんに借金を返し終わってからになるのだが、それまでの間に、借金のプレッシャーに耐えられず、麻薬に手を出し、麻薬の借金まで作り、利益を得るどころか、毎日借金だけを払うために、体を売る女性も、黄金町には少なくなかったようである。 メーオは比較的お客が付いていたほうではあったが、借金完済までには、まだまだ時間が掛かりそうだった・・・ |
凄いですよね。
まるで悪徳金融業みたいですね…(-_-;)500万円くらいならカスさんは払えるんじゃないですか?
2007-07-27 Fri 03:13 | URL | リオ #-[ 内容変更] リオさんへ
その時は、離婚協議の話も進んでたので、500万なんて無理です。
2007-07-27 Fri 03:46 | URL | Koganeangel #-[ 内容変更] 承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012-04-13 Fri 05:51 | | #[ 内容変更] |
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