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2007-07-22 Sun 12:13
妻と離婚の話を始めたことで、結果的に、年末年始のスケジュールがフリーになった私は、メーオに電話をし、メーオが望んでいた、初詣に行く約束をした。
あんなにメーオと行くのを楽しみにしていたの、妻との事があって、素直に喜べない自分がいた。 本当に、人間とは、自分勝手なものである・・・ しかし、その事を知らないメーオは、屈託のない笑顔で、私と初詣に行けることを、喜んでくれた。 そのメーオを見て、ほんの少しだけど、自分の中にあった罪悪感が消えたような気がした・・・ そして、年末はすぐやってきた。 私とメーオは、あのタイマッサージ屋で、オーナー夫婦とタイ料理に舌鼓を打ち、一緒に過ごす年末を楽しんだ。 そして、年越し蕎麦を食べた後、私とメーオは、メインイベントである、川崎大社への初もうでに行った・・・ メーオは、日本の初詣の人の多さに、ただただビックリしたようだった。 タイもお参りはするようなのだが、ここまで群衆が列挙して押しかけることなど無いらしく、最初は初詣に対してなみなみならぬ期待を持っていたようなのだが、その期待が、みるみるトーンダウンしていくのが目に見えた。 私は、なんというか、そういう、熱しやすく冷めやすいタイ人気質を見るのが大好きだった・・・ そして、やっとのことで境内に辿りつき、ほんの少しだけ与えられた時間の中で、メーオは一生懸命お祈りをしていた。 初詣の帰り道、メーオが、「カスは、何を神様にお願いしたの?」と聞いてきた。 私は、「メーオこそなんてお願いしたの?」と、質問に対して質問で答えた。 するとメーオは、「お仕事がうまくいくように!と、お願いしたの。」と、満面の笑みで答えた。 私は、「仕事がうまくいくという事は、これからもたくさんの男と寝るという事だろう!」と、心の中で吐き捨てるように言った。 でも、その感情をなるべく表に見せないように努力したが、割り切れない思いが強くなり、ちょっとだまってしまった・・・ しかしメーオは、私の気持ちなどお構いなしに、「ねえ、カスの願いは?」としつこく聞いてきた。 なので、私も、「仕事がうまくいくように。と、お願いしたよ。」と答えると、メーオは、「そうだよね、そして、たくさん稼いで、私にいろんな楽しい事を教えてね!」と言った。 私は、メーオに微笑んで、メーオの腰を引きよせ、人眼もはばからずキスをした。 そして心の中で、「本当の願いは、君が早く仕事をやめて、ずーっと一緒にいられますように。というお願いだよ。」と囁いた・・・ |
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