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2007-07-15 Sun 00:52
前回の件以来、私はメーオに信用してもらうために、メーオのお店に足しげく通った。
とにかく、メーオに会いに行くことで、自分をもっと知ってもらおうと考えたのである。 そして、ある冬の寒い日、とうとうその日はやってきたのである・・・ その日は、雪まじりの雨が降る、とても寒い日だった。 私は、寒さに震えながら、メーオのお店に行った。 すると、メーオには、すでにお客さんが入っていて、お店のカーテンが閉められていた。 そのころでは、メーオのお店の近くの女性達は、私はメーオのお客さんだという認識がされていたようで、「ルミちゃんは、今、お客さん。」と教えてくれた。 ちなみに、ルミちゃんとは、メーオの黄金町での源氏名で、メーオは彼女のニックネームである・・・ そうなると、私は、どこかで時間をつぶすしか方法がない。 なので、黄金町近辺をブラブラとして、30分後にメーオのお店に戻った。 しかし、まだお店は閉まったままだった・・・ 隣のお店の子が、「ルミちゃんは、まだだよ。」と教えてくれたので、また私は、黄金町近辺をブラブラとして、30分後にメーオのお店に戻った。 しかし、まだお店は閉まったままだった。 これを見かねた隣のお店の子が、外から、「ルミちゃん、カスさん何回もきてるよ!」とお店の外から叫んでくれた。 しかし、お店の扉は、開く気配すらなかった・・・ 私は、さらに30分ほど、黄金町近辺をブラブラとして、メーオのお店に戻った。 しかし、あろうことか、まだ、お店は閉まったままだった。 私は、歩きまわるのも疲れたので、雪まじりの雨が降る中、メーオのお店の前で待つことにした。 隣のお店の子が、その姿を見て、「私のお店で待っていていいよ。」と言ってくれたのだが、メーオに変な疑いをかけられても困るので、それはお断りした・・・ そしてどれくらい待ったのだろうか? 時間は、昼の部の終り時間の6時になってきて、周りのお店の女性達も、次々にお店を閉めだした。 他のお店の女の子たちが、私を心配して、色々としゃべりかけて来てくれるのを、他のお客さん達にじろじろ見られ、恥ずかしい思いをしたが、私は辛抱強くメーオを待った。 そして、とうとう、メーオのお店のカーテンが空いた・・・ 中から、スーツ姿のサラリーマンが出てきて、「ルミちゃん、今日は良かったよ~」と言いながら帰って行った。 そのお客さんに、手を振っていたメーオだったが、お客が見えなくなるとすぐ、私の所に駆け寄ってきてくれた。 「ごめんね。大丈夫?」 「早くお店に入って、ストーブであったまって。」 と、私の手を引いて、お店に戻って行った・・・ 外で長時間待っていた私の体は、とても冷たくなっていた。 メーオは、私に、バスタオルをかけて、後ろから抱きついてきた。 多分、私を、温めようとしてくれたのだろう。 そして、抱きつきながら、なんでこんなに時間がかかったのかを説明しだした。 さっきのお客さんは、隣の女の子が、「ルミちゃん、カスさん何回もきてるよ!」と叫んだのを、「早く帰れと!」と、遠まわしに言われているんだと勘違いして、閉店まで延長し続けたらしい。 延長するのもお金がかかるのに、なんとも暇なお客である(笑 そして、最後にメーオは、こう言った。 「なんであらかじめ電話してこないの?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「いやいや、私はあなたから、電話番号を教えてもらってませんから!」 そう、笑いながら伝えると、メーオは、ひどく驚きながら、メーオの携帯番号を私に教えてくれた。 メーオは、「なんで早く私の携帯番号を聞かないの?」と、ちょっと怒ったようだった。 「あなたたが、教えるのを渋ったんだろ?」と、説明したが、メーオはそれを、私の勘違いだと言いきった。 このような、タイ人女性特有の、自分本位なご都合主義に、その当時はよく振り回されたものだった・・・ とにかく、メーオの携帯番号をもらうまで、紆余曲折いろいろあったが、これで、私はやっと、メーオのお得意様に昇格できたようだった・・・ |
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