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2007-10-11 Thu 09:54
メーオがドラックを仕入れているルートは、想像していた通り、福富町のディスコに出入りしている、中国人グループだった。
夜の部の女性達が寄生している中国人男性が、そのディスコによく遊びに行っていることもあり、メーオは、夜の部の友達と一緒に、そのディスコに足しげく通うようになってしまった。 私は、そのディスコに1度だけ行ったことがあったのだが、人目もはばからずに、コカインを吸引する中国人たちがたむろするようなディスコだった。 たとえストレス発散と言えども、そういう場所だと知りながら、メーオが行く事を許していた私にも、今回の件の責任の一端はあるのかもしれない・・・ そしてメーオがマンションを飛び出て一週間がたったころ、私が仕事から帰るとメーオが戻っていた。 そしてタイ料理をたくさん作り、「カスおかえりなさい!」「ご飯作ったから、二人で食べよう。」と言ってきた。 そして私は、「何事もなかったように」そのタイ料理を食べて、食器を洗う。 これが、喧嘩した後に、私達が仲直りするための、いつものプロセスだった。 ただ、今回ばかりは、「何事もなかったように」することにはできなかった。 私: メーオ、帰ってきてうれしいけど、これからどうするつもりだい? 私の事を偽善者と思うかもしれないけど、私は、ドラックをするのも売るのも認めることはできない。 もし、メーオがどちらもやめられないというのなら、僕らの関係はこれで終わりにしよう・・・ メーオ: ドラッグを売るのはもう止めるわ。 それに私自身は、前にも言ったように、ドラックの常用者では無いの。 ディスコでハイになりたいときしか、ドラックはしたことはないわ。 だから、別れるなんて言わないで・・・ メーオは、目に涙を浮かべながら、そう私に言ってきた。 私自身、このメーオの「涙」について半信半疑だったが、やはりメーオと出会ってからいろんな事を、一緒に乗り越えてきた経験が、「愛」という気持ちに「情」という気持ちを加えていた事もあり、今回はメーオの事を全面的に信用することにした。 しかし、私も、「僕らの関係はこれで終わりにしよう・・・」とは言ったが、本気で別れる気はさらさらなかったのも事実だし、メーオもそこのところは、計算していたと思う。 まあ、惚れた弱みといったところだろうか・・・ |
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