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売春・人身売買・麻薬・殺人・・・メーオと過ごした1年10ヶ月
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崩壊への序曲
2007-10-30 Tue 10:38
その日は突然やってきた・・・

その日は大阪出張だった事もあり、横浜市営地下鉄を使い、新横浜から伊勢佐木長者町に行き、黄金町のマンションまで歩いて帰った。
伊勢佐木町方面から帰る場合は、嫌でも黄金町のネオンが目に入るのだが、その日は黄金町のネオンが消えていた・・・
私が黄金町にはまって以来、黄金町のネオンが消えた事が1回だけあった。
以前説明したが、夕方の6時から夜の8時までの2時間だけ、黄金町のネオンを消すという自主規制があった。
しかし今回は、夜の10時を回っていた事もあって、明らかに黄金町のネオンが消えているのはおかしなことだった・・・

私は言いようのない不安に駆られ、メーオに電話した。
私の電話にメーオはすぐさまに出てくれた。
私はそれで少し安心したが、「黄金町はどうなってるの?」と矢継ぎ早に、メーオに質問を浴びせた。
メーオは、「よくわからないけど、今日、突然警察の取り締まりがあったの。」「今は、道に警察の車が2台ほど止まっているわ・・・」「カス、早く帰ってきて。」と、メーオは泣きそうな声で答えた。

私は、メーオの言葉が本当かどうか確かめるために、平戸桜木道路側に回った。
すると、メーオが言った警察の車とは、護送車のようなゴツイものだった。
そして、警察が2人一組になって黄金町界隈を、パトロールしているようだった。
通常、警察の取り締まりがある場合は、あらかじめそのあたりの情報が、店舗のオーナーに回っていたようだが、今回は、そのような情報が一切回ってこなかったらしい・・・

メーオは昼からの仕事だったので、警察の取り締まりが行われていることを、メーオがお店を借りている店舗のオーナーから聞き、事なきを得たようだったが、知らずに朝から営業していたお店の何店舗かは、取り締まりを受けたらしい。

その夜は、メーオの携帯に、ひっきりなしに、タイ人女性のネットワークから電話がかかってきていた。
誰もこの取り締まりに対する正確な情報は得られていないようだったが、私は楽観視していた。
なぜなら、取り締まりだけなら、以前にもたびたびおこなわれていたからだ。
そして、スケーブゴートが取り締まりを受けると、いつもの黄金町に戻ることがほとんどだった。
なので、「今回も同様のケースだろう?」と思っていた。
おそらく、警察サイドで、「急速に、地域住民に対する警察の姿勢を見せなければいけない何かがあっただけだ。」とタカをくくっていた。

ただ、護送車のような車を配置するような大がかりな取り締まりに、少々、不安も感じていた・・・
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