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2007-08-16 Thu 13:40
メーオのホテトルの仕事に、嫉妬の炎を燃やしてしまった私は、彼女に電話をかけるのをやめてしまった。
最近は、毎日のように電話をするようになっていただけに、さすがにメーオもおかしいと思ったのだろう、連絡をやめてか、2・3日経って、メーオから電話がかかってきた・・・ メーオは、「どうしたの?」と尋ねてきたが、さすがに自分の本心を伝えるわけにいかず、「今は忙しいから。」とウソをついてしまった。 すると、メーオは、「それじゃ、休みはとれないね。」と言ってきた。 メーオは、今週から生理になるので、ママさんからお休みをもらったようだった。 その休みを利用して、私とどこか旅行に行きたいと言ってきた。 私は、電話では少々不機嫌な声を出していたと思うが、内心は飛び上るほどうれしかった。 そこで、「じゃあ、1泊2日で、箱根に旅行に行こう。」と、メーオに提案した。 メーオは、電話の向こうで、「キャーキャー」言って喜んでいた。 その声は、私の心のモヤモヤを、きれいさっぱり吹き飛ばしてくれた・・・ その日は、よく晴れた、絶好のドライブ日和だった。 黄金町までメーオを迎えに行き、そこから箱根までデートである。 よく考えれば、メーオと遠出するのは、これが初めてであった。 初めての温泉、初めての富士山、そして初めての雪、すべてがメーオにとって、エキサイティングなものだったと思う。 私も、この1泊2日の旅行に大満足だった。 しかし、箱根から帰る途中、またしても、私の嫉妬の炎が再燃することになる・・・ メーオは、ちょっと神妙な顔つきになり、「ねえカス。ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど・・・」と言ってきた。 私は、その言葉に胸騒ぎを覚えたが、とにかくメーオの話を聞くしかなかった。 メーオは、私の目を見ながら、 「この前のお客さんだけど、私と、月、30万円で愛人契約を結びたいと言ってきたの。」 「それを私は受けようと思うんだけど、あまり考え過ぎないようにしてね。」 と、言った。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 私は言葉を失った。 嫉妬の炎で、自分自身が燃え尽きてしまうのではないかとさえ感じた。 私は、「やるなと言ったら、やめるのかい?」と尋ねると、「その契約は、ママさんとその人が直接契約したので、私に拒否権はないの。」という回答だった。 「じゃあ、私に聞くことでもないよね。」 「メーオの仕事なんだから、メーオが自分で判断すればいい。」 と、かなり冷たく言い放った・・・ それからしばらく、二人とも無言のままだった。 逃げ場の無い車という狭い空間は、どんな拷問よりも苦痛を与えるものである。 そのストレスに耐えられなくなったメーオは、突然、声をあげて泣きだしてしまった。 「ごめんね、私がこんな仕事をしているから。」と言って、しばらくの間、ただただ泣きじゃくっていた。 私は、彼女に何を言っていいか分からず、「早く彼女のマンションについてほしい。」とだけ考えていた・・・ そして、やっとのことでメーオのマンションに付き、メーオは無言のまま、車を下りて行こうとした。 私は、その時、とっさに、メーオの腕をつかんだ。 そしてメーオを私の方に引きよせ、思いっきり抱きしめ、「君がどんな仕事をしていてもかまわない。」 「僕は君を心から愛してる。」と言った。 すると、メーオも「私も・・・」と言ってくれた・・・ でも、メーオは、「愛してる」とは、言ってくれなかった。 この言い回しに、「メーオのなんらかの意図があったのかどうか?」、なんてことは、今となっては知る由もないが、私は、「私も・・・」という言葉の後には、「愛している。」という言葉が含まれていると、自分勝手に解釈した・・・ とりあえず私たちは、これからどうしていこうか話し合った。 まず、彼女の仕事の事に関しては、私は深く考えないようにした。 もちろん、自分の愛する人が、他の男に抱かれていることを考えると、胸を掻き毟られる程の痛みを感じるが、だからと言って、メーオの借金をすべて返済してあげられるほどの経済力は私には無かった。 そうなると、何も考えないようにするしか、方法がなかった・・・ また、メーオは、「カスはお客さんじゃないので、お金を払って、私と関係を持つなんて事はしないでほしい。」と言ってきた。 もちろん、金銭的に言えば、それは好ましいことだが、自分の愛する人を助けないわけにはいかないので、月に15万円の援助をしてあげることにした。 まとめてメーオにあげるか、Sex する度に払うかの違いだけである。 とりあえず、私とメーオは、そのように話し合い、お互い付き合っていくことになった。 有る意味、私とメーオの間にできた「契約」だったと思う・・・ |